鬼女紅葉祭りレポート

toga

2012年10月22日 15:13


こんにちは。
10月も後半に入り、山々が紅や黄色の羽織をまとい、目を奪われるような光景が広がる戸隠です。
今年は紅葉の見頃が例年より遅めですが、山々が冠雪するまでのこの期間は、とても貴重に感じます。
さて、今回は10月21日(日)に荒倉キャンプ場で行われた第54回鬼女紅葉祭りのご報告です。

朝から晴天に恵まれたこの日、
公共交通機関の通らない中山間地のお祭りにもかかわらず、
地域の方を中心に県内外から総勢300人程の人達が荒倉キャンプ場に集いました。

午前10時から荒倉キャンプ場下の紅葉稲荷社にて鬼女紅葉供養祭が行われ、

11時からはキャンプ場内の能舞台にて各団体の出し物が始まりました。
地元追通(おっかよう)連の獅子舞の舞台では、ベテランの大人たちの中で、
若干3歳の男の子が鐘を鳴らすかわいらしい光景も見られ、拍手喝采。

この間、紅葉の岩屋ガイドウォークも行われ、
鬼女紅葉ファンの参加者が、往復1時間半程のトレッキングを楽しみました。

そばやうどん、おやきや地元野菜の販売のほか、甘酒の振舞いもあり、おいしい匂いが漂う会場。
お昼には、恒例の振舞い餅つき。
お客さんの中から我こそはという力持ちの男衆が交代で餅を付き、
たちまち行列ができる大盛況。
辛味大根でいただくつきたてのお餅の味は格別でした!

午後からは、長野颯々会の皆さんによる仕舞と謡曲の講演。
「紅葉狩」の舞台であるこの地で聴く素謡「紅葉狩」は特別の響きがあるように思いました。

その後も、ゴスペル、演劇と楽しい舞台が続き、ほのぼのとした雰囲気のお祭りとなりました。

晩秋の好日。地域の人々に受け継がれ、54回を迎えた鬼女紅葉祭り。
今後も次世代に残していくため、広く皆様にお越しいただけるよう、
長野駅からのアクセスについては再検討したいと思いを新たにしました。

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