こんにちは。新緑と青空、カッコウに加え、ハルゼミの鳴き声も聞こえ、一気に初夏の趣の戸隠です。
さて、戸隠中社バス停前の戸隠観光情報センターで多くのお客様がお尋ねになる質問が、「ここから火之御子社、宝光社へ行きたいけど、神道(かんみち)ってどこ?どれくらい時間がかかる?」というもの。
ということで、今回は中社(観光情報センター前)から火之御子社への道のりを画像とともにご紹介致します。
戸隠観光情報センターをスタート(
お土産処宝泉の間の舗装路です)。
まっすぐ進んで、お蕎麦屋さんを2軒(
戸隠堂・
しなの屋)を通り過ぎます。
坂を下りますと、狭い道が二手に分かれていますが、火之御子社/宝光社と書かれた道標に従い右へ進みます。
坂の途中はこんな景色。
下り切ると左手に民宿があり、水路に架かる橋を渡ります。
マンホール好きの方は要チェック
戸隠山が描かれたマンホールは合併前の戸隠の名を刻む語る貴重な文化遺産です。
古くからこの道が人々に歩かれていたという証・道祖神。
水路を越えると、道なりに右へ(左に分かれ道がありますが、まっすぐです)。
しばらく行くと、左手に墓地が見えます。
鳥や虫の声が一際大きく聴こえる静かな道(未舗装)に入ります。
道草を楽しみながら。
視界の先に林が見えてきたらもうすぐです。
「←火之御子社」の道標に従って左の細い道へ。結界のしめ縄をくぐります。
少しでこぼことした細い道です。
三分ほどで見通しが開け、右側に小屋が見えてきます。
小屋の正体は公衆トイレ。昨年(平成27年)新設され、とても清潔なトイレです。
トイレから少し下ると、
戸隠神社火之御子社に到着!
戸隠観光情報センターからの所要時間は約15分です。
舞楽芸能の神様・天鈿女命(あめのうずめのみこと)をお祀りする火之御子社。
拝殿の奥に立つ夫婦杉もぜひお参りください。
夫婦杉と並んで立つブナの大木も見事。
こういうモノも大事ですね。
戸隠古道拓本集印帳をお持ちの方は、西行桜もお忘れなく。拝殿の右側です。
火之御子社から宝光社への道のりは次回ご紹介致します。
宝光社へ行かず、中社へお戻りの場合は、来た道を戻るか、西行桜の脇から石段を登り、表参道へ。
車道の脇を歩く形になりますが、竹細工店などをご覧になりながら歩くのもおすすめです。
こちらは、明治初期の神仏分離の際に社地から移された納経供養塔。
町並みにしっくりと合う赤いポスト。
登り坂なのでゆっくり歩いて20分。
往復30分〜40分で楽しめるおすすめの散歩コース。バスの待ち時間などに歩いてみてはいかがでしょうか。