戸隠冬物語
こんにちは。大寒から節分までが最も寒い時期といわれますが、まさにその真っ最中。雪も積もり、冬らしい日々が続いております。
我が家では流行りのウィルス性胃腸炎が蔓延してしまい、インドアな生活が続いておりましたが、皆さまはいかがでしょうか。
異常気象で、寒暖の差が激しく、−10℃の冷え込みになったかと思えば、日中は10℃以上になる日もあるとくれば、山で暮らすのには本当に忍耐が必要だと、つくづく思ってしまう今日この頃です。
とはいえ、冬の自然は厳しさとともに、感動的な景色を見せてくれることも確か。
名作『戸隠の繪本』にて津村信夫は、戸隠の冬景色をこんな風に書いています。
ー雪の降りやんだ後の、山の上の空工合は、一寸はにかんだやうな紅色が、うつすらと雲をふちどつてゐる。ー
(原文は旧仮名遣い)
この一節が表すように、冬の晴れた朝、朝陽を受けて光る山の光景は、まさにうっとりするような美しさです。
(写真は飯縄山)
そして、この季節の夜空の美しさもひとしお。
スマートフォンではこんな写真しか撮れませんでしたが、十六夜の月あかりに誘われて外に出てみると、満天の星空が迎えてくれました。
戸隠スキー場では、3月20日に「
冬の夜の探索」というイベントが行われます。
満月の夜なので、晴れていれば月あかりに照らされるスキー場を散策できるこのイベント、昨年、一昨年参加された方からの反響がとてもよく、今年も実施されるそうです。私も今年こそ参加したいなと考えています。ご興味のある方は、ぜひ計画してみてください
雪はありますが、戸隠バードライン等、主要道路はきれいに除雪されています。
圧雪状態で凍結している場所もありますので、お車もお足元もどうぞお気をつけて。
そして、冬の戸隠へ来たならば、ぜひ冬ならではの逸品を。
こちらは
大久保の茶屋の「
おら家の逸品」。
冬はこのそばを食べなければ落ち着かないというリピーターも多い、”石巻産の牡蠣そば”です。
以前のブログでも紹介した東日本大震災の被災地宮城県に戸隠産の桜の苗木を植える「戸隠大山桜プロジェクト」でご縁のあった石巻市の小川水産から直送の大きな牡蠣を使っているそうです。
メニューの背景にある物語を知ってから食べると、ますますおいしくなりますね。
スキーやご参拝の後におすすめです!
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