2014年11月13日
戸隠で出会う感動の瞬間
こんにちは。立冬を過ぎ、日暮れの早さに、否応なく秋の終わりを感じる戸隠です。
そう、「立冬」といえば神送り....以前のブログでも書きましたが、天照大神様が休息に入るため、太陽が戸隠神社奥社参道をまっすぐに昇るのです。
今年こそは実際に見たい!ということで、立冬(今年は11月7日)前後の天気を伺い、立冬の翌日に満を持して早朝の奥社参道へ向かいました
明け始めた空に気持ちがはやり、6時過ぎには参道入口に到着。が、なかなか太陽さんは上がって来ない....
ひとり杉並木の間を行ったり来たり、登山客の方にじろじろ見られたりしながらその時を待ちました。寒さが身にしみましたが、その間、背後の戸隠山が朝焼けで輝く光景に出会えました(トップ写真)
待つこと約1時間。その数秒前までとは全く違う、奇跡のような光が、随神門の杉並木の間から差し込んで来ました!
待っていてよかった!! 本当に、神々しい、言葉では表現できない、一瞬でした。
私の拙い撮影技術とレンズでは、その感動を伝えられないかもしれませんが、気持ちだけ。
この日は土曜日だったので、早朝とはいえ、参拝客の方が多勢いらっしゃいました。
随神門での撮影を終えて下ってくると、参道入口の鳥居の前でもカメラを手に立ち止まる人々が。
見上げれば、鳥居の中に光が入る瞬間でした。
お天道様のありがたさを改めて感じるとともに、信仰という気持ちひとつでこの参道を設けた先人の叡智に頭が下がりました。
これから冬を迎える戸隠。
再び日光がこの道を通る「神迎え」は雪に包まれた立春(2月4日)の頃です。