2013年06月04日
戸隠で「雪がくし蕎麦」を食す。
こんにちは。「梅雨入り」はフライング?と思えるほど、清々しい晴天の下、6月を迎えました。
トップ画像はキジと飯縄山。(中央にキジが歩いています)
さて、今日は今月1日より販売を開始した「戸隠雪がくし蕎麦」のお話。
すでに報道機関や協会ホームページ等で御案内のとおり、「雪がくし」とは、秋に収穫した戸隠在来種のそばの実を、冬の間一定温度に保たれる雪室に保存し、熟成させた蕎麦のこと。
戸隠そば協同組合に加盟するそば店の店主を中心に、質が劣化しやすい6~7月の期間においしいそばを提供できないかと、今シーズン初めての取り組みです。

(写真は昨年8月末に撮影した秋そばの花)
戸隠スキー場近くに作った雪室で、戸隠産在来種のそばの実約300キロを1月から5月まで4ヶ月間保存。「厄介もの」扱いされる雪を資源として有効活用した戸隠ならではの「エコプロジェクト」でもあります。
さて、うんちくはともかく、お味は?
ということで、今回は中社地区にある水車回る古民家のお店、蕎麦処戸隠食堂で頂いて参りました。
冷水で引き締めた麺は少しもちもちとした食感。
コクと深みのあるつゆとの相性も抜群です。
お店の村上龍太さんにお話を伺うと、試食会でそばの挽き方やつなぎの割合を変えた数種類の蕎麦を食べ比べた結果、そば粉は石臼挽きで、つなぎ2割のざるそばと、そばがきを提供することにしたそう。(提供方法、価格はお店によって異なります)
貴重な戸隠産在来種を雪中保存したプレミアムものともいえる「戸隠雪がくし蕎麦」。このお店では850円で頂けます。
また、この時期のおすすめは、コシアブラ、エラ、根曲がり竹等、旬の山菜がたっぷり入った天ぷら。山菜採りのベテランであるご店主自らが、季節になると山へ入って採って来るそうです。
なお、雪がくし蕎麦の提供食数は全店舗で2000食。1日の提供食数が決まっている店舗が多いので、事前の予約がおすすめです。
目印はこのポスター。

お問い合わせは戸隠そば祭り実行委員会(長野市商工会戸隠支所tel.026-254-2541)へ。