2013年08月31日
戸隠で忍者の秘密を探る。
こんにちは。
昨日は雨雲にすっぽり包まれていましたが、今朝は陽光が眩しい戸隠です。
女心と秋の空は何とやら…お天気が変わりやすいこの季節、お出かけには雨具があると安心ですね。
観光案内所では、お客さまから「雨だけど、どこへ行ったらいい?」という質問やお問合せがよくあります。
戸隠の観光名所である奥社参道杉並木も、戸隠森林植物園も、鏡池も、すべて自然のフィールド。
雨用の装備をしていらっしゃらないお客さまや小さなお子様連れのお客さまにとっては、残念な結果になりかねません。
ということで、今回は、雨の日、子ども連れでも楽しめる観光スポットをご紹介します。
またまた5歳の娘と1歳半の息子を連れて(息子は体調不良のためおんぶ)参りましたのは、奥社入口反対側のこの看板が目印、「戸隠民俗館、忍法資料館、忍者からくり屋敷」です。
受付にて3館共通のチケット(大人500円、小・中学生350円)を購入した後、まずは茅葺き屋根の戸隠民俗館(第一資料館)へ。
江戸中期に建てられ、戸隠神社社領から上納される年貢米を保管した穀倉だった建物。
明治以降は最初の学校として使用されていたものを元村役場の近くからこの場所に移築展示しています。
中へ入ると、戸隠名産の竹細工製品をはじめ、装束から農耕機具まで当時の生活を物語る民俗資料がぎっしり!
わらじや板スキーなど、生活に身近な物もあったので、子どもにも説明しやすく、じっくりと見ることができました。
外には忍者の使っていた、毒草、薬草を栽培している花壇が。
戸隠忍者と聞いて、わくわくする方もいらっしゃるでしょう。
そもそも、戸隠と忍者の関係は?と思う方もいるかもしれません。
戸隠流忍術の開祖は平安末期、木曽義仲の家臣仁科大助と言われています。
戸隠と飯綱で修行した技に伊賀流忍術を取り入れて完成させた戸隠流忍術の特徴は、敵にあっても先に攻撃しないで相手の戦闘力を奪う戦法だということです。
ということで、もっと詳しくお知りになりたい方は、こちらへどうぞ。
もと鬼無里村の大農の住宅を移築した、総ケヤキ造りの立派な建物。
1階は昔をしのぶ憩いの場、2階が戸隠流忍法資料館(第二資料館)となっています。
まずは2階へ。
天井が高く、広い空間に、忍具などたくさんの忍者関係資料が展示されています。
娘の興味を引いたのは、壁一面に並べられた実技の写真パネル。
「忍者って本当にいたんだ」といいながら、見入っておりました。
初めて見る忍具のあれこれは、どれも珍しく、もっとよく見たかったのですが、
黒服を来た忍者の人形に、息子はおどけてグズグズ..。
今回はやむを得ず、足早に退散しました。
広々とした1階のお座敷。晴れていれば正面に戸隠連峰を望めます。
足を伸ばして深呼吸したいですね。
忍者についてお勉強した後は、忍者からくり屋敷(体験資料館)へ。
扉の向こうの怪しい雰囲気に、子どもたちは入る前からびくびく…。
「こわい〜」を連発し、なかなか入ろうとしない娘でしたが、
「全然怖くないよ〜、大丈夫だよ〜」と、受付にいた優しいおじさんになだめられて、ようやっと入館。
どうせ子供だましだろう…なんて、侮ってはいけません。
中には大人も子ども真剣になって探さないとわからない、
カラクリが次から次へと待ち構えていました。
※内部は撮影禁止
迷路のような部屋と部屋を、見ず知らずのお客さんと情報交換しながら進んでいくのも面白いもの。
初めは泣きべそをかいていた娘も、全部が斜めの「不思議な部屋」が気に入ったらしく、何回も畳を駆け上がって、忍者修行(?)をしていました。
カラクリの世界から出てくるまで、たっぷり30分。
こちらには日本文化に興味のある外国人観光客も多く訪れるとのことですが、
中には、日本人の倍ぐらいの時間をかけて回る方もいるそうです。
からくり屋敷前の顔ハメ看板で記念撮影。
撮影用の三脚もあるので、便利です
屋外には子どもたちが大好きなアスレチックがあります。
この「戸隠連峰縦走」はかなりハード!
途中「足場危険!」と標記され、未就学児の子どもには太刀打ちできない部分もありますので小さなお子様には付き添いが必要です。
娘も、あきらめるかと思いきや、悔し涙を流しながら何度もトライ!
母の手を借りながら、なんとか縦走を成し遂げました。
忍者修行の極めつけは手裏剣道場で!
敵を倒すより、手傷を負わせる武器だという手裏剣。
1回(7枚)につき150円で、手裏剣による的当てを楽しめます。
大人用、子ども(女性)用に分かれているので、誰でも気軽にチャレンジできます。
的に5回以上当たると、かわいい景品が待っていますが、娘はあいにく撃沈
まだまだ修行が足りません
忍者修行の後は、「珈琲の館」で一休み。
母は木いちごジュース(400円)、娘はストロベリーのソフトアイス(350円)。
木いちごジュースは甘酸っぱくて、暑い日にはうってつけでした。
売店にはお子様が喜ぶ忍者グッズや戸隠ならではのお土産がたくさん!
雨の日でもお子様と一緒に楽しめる戸隠民俗館、戸隠流忍法資料館、忍者からくり屋敷。
ぜひ一度お出かけください!
この記事へのコメント
とても面白い場所ですよね!
Posted by 忍者オタク at 2024年08月09日 19:53