2012年12月06日

戸隠雪乞い祭りレポート


こんにちは。
師走を迎え、本格的な冷え込みが始まると同時に、野沢菜漬けが食卓に上がる時季になりました。
皆さま、お風邪などひかれていませんか?

今回は、少し遅くなりましたが、12月1日土曜日に行われた戸隠雪乞い祭りの様子をご報告します。
当日は、前日までの好天が嘘のように、未明から大荒れの空模様。
午前8時半に戸隠神社中社の気温はー5℃!
「こんだけ降ってれば乞わなくてもいいんじゃ…」という声も(笑)。
水を汲む(“お借りする”というそうです)スタッフは防寒着の上に白装束を着込み、
意を決して信濃町の種池へ向いました。

黒姫山の麓にある種池は、古来から干ばつの年にこの池の水を汲んで
戸隠神社に雨乞いを祈願するとその里には必ず雨が降ると言い伝えられている池です。

降りしきる雪の中、雪に埋もれた道なき道をずぼずぼと進むこと15分。
すっかり凍結し、真っ白な雪原と化した種池が現れました。


池の前にある岩に、即席で祭壇を設けます。

池の氷を割り、桶2杯に水を汲みました。

お借りした水を祭壇に挙げ、戸隠神社の神官が祝詞を奏上、
スタッフが玉串を奉納し、お水借りの神事がひとまず終了しました。

お水を汲んだ白装束のスタッフは、この後、スキー場でのお水撒きが終了するまで
しゃべることも、後ろを振り返ることも禁止されています。
このしきたりは、戸隠神社の二年参りで行われる「無言の行」の流れを汲んでいるそうですが、
雨乞いの為にこの地を訪れたという先人達に至っては、自分の村に帰るまでこの禁則があったということ。
それだけ、神聖な儀式なのです。

雪中から掘り出し、お借りして来たお水は一旦戸隠神社中社へ。
本殿にて、清められました後、戸隠スキー場越水ゲレンデへ運ばれました。

例年は祭事の最中に吹雪に見舞われることはないのですが、
今年は関係者約30名が柄杓でお水を撒く頃には、猛吹雪!

髪の毛も凍り付くような寒さの中、
「雪よ〜ふれ〜」などと声をあげながら水を撒く姿は滑稽とも思えましたが、
スタッフのの懸命な思いは大神様に伝わったはず。
今シーズンは最高の「魔法の粉雪」が期待できそうです!?


戸隠スキー場はいよいよ今月15日オープン。
今シーズンはお得なリフト券付き宿泊パックもご用意しております。
ぜひ、ご家族・ご友人の皆様でお出かけください!


  


Posted by toga at 15:00Comments(0)イベント